Fluffy-Store(ホンワカ本舗) Let's 防災 ‼ 防災士&災害備蓄管理士のW資格を持つスタッフがオススメする防災アイテムを販売中。「Let's 防災 ‼」を合言葉に、お役立ち情報をブログにて更新しています。商品に関するお問い合わせなども是非お気軽にご連絡ください(^^)

災害を知ろう! Part.1 「災害とは?」

 

災害とはいったい何なのか?

 
 皆さん、災害と聞いて思い浮かべるものは何でしょうか?
われわれ日本人の記憶に新しい東日本大震災では地震とその後の津波によって甚大な被害を被りました。確かに飛鳥時代の昔より巨大地震が定期的に繰り返し起こっており、日本では災害=地震(による津波も含む)というイメージが強いと思います。しかし世界的に見れば、災害は地震や津波だけではありません。ここでは地震をはじめとして数多くある災害の種類について解説していこうと思います。
 
 
※写真はイメージです。
 
 

1. 地震大国=  日本

 

 世界的にみると日本は「地震大国」や「地震列島」と言われるくらい地震の発生が集中している地域で、国土面積が陸地の1/400に過ぎないのに日本列島周辺の地震・火山エネルギーは地球全体の1/10に達しています。この数値をみればいかに日本列島に地震や火山災害が発生しやすいかがお分かりいただけるでしょう。
 ではなぜ、これだけの地震・火山エネルギーが日本列島周辺に集中しているのでしょうか?
それは地球の表層を形成する岩盤(プレート)約10枚のうち4枚の境界線が日本列島周辺に密集しているからにほかなりません。
 プレートは絶えずお互いに動きあっており、その境界では常に引きずり込みや跳ね上がりを繰り返しているため、地震や火山活動が活発になるのです。
 

 
※境界線は海溝やトラフと呼ばれており日本列島周辺には多数存在しています。

(北から)

①千島海溝・・・北米プレートと太平洋プレートの間(北側)
②日本海溝・・・北米プレートと太平洋プレートの間(南側)

③伊豆小笠原海溝・・・太平洋プレートとフィリピン海プレートの間 
④相模トラフ・・・北米プレートとフィリピン海プレートの間
⑤南海トラフ・・・ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの間(北側)
⑥琉球海溝・・・ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの間(南側)

※④と⑤を併せて「東南海トラフ」と呼びます。
 
 

2. 地震のメカニズム

 

 実はなぜ地震が発生するのかは明治時代初期までは謎とされてきました。近年の地震学の進歩的により地震発生のしくみがようやく明らかになってきました。地震の本質は「断層活動(溜まったひずみが元に戻る力)」であり、それは繰り返し必ず起きるものであるということです。
「断層活動」とは地下の深い部分で岩石層が破壊される現象であり、その破壊された時のショックが地中を振動波となって伝わり地表に達したときに地上にある構造物を揺らします。これがいわゆる皆さんが地震と呼んでいるものになります。
 振動波の進む速度は地盤の性質にもよりますが、速い方のP波が約7km/h、遅い方のS波が約4km/hになります。
 
※P波とS波とは?

①P波・・・Primary(最初という意味)の頭文字をとった振動波。揺れ幅の小さな振動波で速くに伝わる性質を持つ。※初期微動とも言う。
②S波・・・Secondary(2番目という意味)の頭文字をとった振動波。揺れ幅の大きな振動波で遅めに伝わる性質を持つ。※主要動とも言う。
 
 

3. 地震は繰り返し起きる!

 

 ある地域に発生した地震で溜まったひずみエネルギーが放出され尽くしたとしても、またプレートの同じ個所に少しずつひずみが蓄積されていき限界をこえると大きなエネルギーが発生してまた地震が起きます。東南海トラフを震源とする大地震は約200~400年周期で繰り返されており、周辺地域に毎回甚大な被害を及ぼしています。
 
 

4. 地震の種類は?

 

 地震は「海溝型地震」と「内陸直下型地震」に大別することができます。
 
「海溝型地震」は太平洋プレートやフィリピン海プレートが日本列島を乗せている北米プレートやユーラシアプレートの下に沈み込んでいる海溝部で発生します。
海洋プレート(太平洋・フィリピン)は1年間に数~10cmの速さで陸地プレート(北米・ユーラシア)の下に沈み込んでいます。このとき陸地プレートの端を少しずつ引き込みながら沈み込んでいますが、陸地プレートの側の引き込まれが限界に達すると大きく反発(はね上がり)が起きます。これがプレート同士の断層活動で、境界線が長いため広範囲でいわゆる大地震が発生します。そして海中で発生する地震のため大津波が起こり沿岸部の陸地に甚大な被害を及ぼします。
 海溝型地震の発生周期は短いもので100~150年、長いもので200~400年と地震全体をしては比較的短い周期で発生しているのが特徴です。
 
(例)東日本大震災・関東大震災など
 

「内陸型直下地震」の主な原因は活断層の活動によるもので、活断層とは過去に断層活動を繰り返した痕跡であり、将来再び地震を発生させる可能性のある地層のことです。例えば不自然に一直線に伸びた谷や崖などは断層活動によって形成されたものが多いのも特徴です。
 内陸直下型地震は一般的に震源が浅いため、直上の地表は激しく揺れ局所的ではあるが甚大な被害をもたらします。地震の規模(範囲)は海溝型地震に比べて小さい傾向にあります。
 内陸直下型地震の発生周期は短いもので800~1,000年、長いものは1万年以上のものもあります。阪神大震災の原因である六甲活断層は調査により約1,000年前後の周期で活動してきたと考えられています。

 
(例)阪神大震災
 
 その他に稀な例として、「海洋プレートの中が割れて起きる地震」があります。海洋プレートが陸地プレートの下に沈み込んでいる最中に割れて起きる地震が「スラブ内地震」、沈み込む手前で割れて起きるのが「アウターライズ地震」と呼ばれています。
 
 
<ブログも随時更新中です‼ お楽しみに(^^)/ >
 今日のまめ知識①(災害編)~地震の震度について~
 https://leisurely-home.com/blog/2665/
 
 

コメントは受け付けていません。