「ちょっと箸休め」②~ in 大洲城(愛媛県大洲市)~
復元された天守が美しい大洲城
こんにちは! 防災士&災害備蓄管理士の Polkoです🐷
今日の「ちょっと箸休め」は愛媛県大洲市にある大洲城についてです。仕事の関係で大洲市にいってきましたのですこし調べてみました。
<大洲城>
※Googleマップより引用
1. 築城は鎌倉時代
大洲城を築城したのは、鎌倉時代にこの地に守護として国入りした宇都宮豊房(伊予宇都宮氏初代)で1331年のことだったと伝わっています。伊予宇都宮氏は豊前宇都宮氏の分家にあたります。豊後宇都宮氏は城井郷を拠点としたため、のちに城井氏を称し、16代城井鎮房は豊臣秀吉の命を受けて豊前支配にあたった黒田氏(孝高・長政親子)に反抗して謀殺されたことで有名です。(NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」でも松坂桃李さん演じる黒田長政が、村田雄浩さん演じる城井鎮房を騙し討ちにする場面は迫真の演技で息を呑みました‥)
2. その後の大洲城
話はそれましたが、その後は伊予宇都宮氏→土佐長曾我部氏→中国小早川氏の支配を経て、関ヶ原の戦い前後で藤堂高虎と脇坂安治が城の大改修を行い、江戸時代に入って6万石で加藤氏12代が幕末まで治めました。
明治時代の廃藩置県で城の建築物のほとんどは破却されたのですが、地元住民の活動により天守と櫓の一部は保存されました。
3. 平成の天守復元
現在の天守(写真)は平成16年に市政50周年の記念事業として、建造当時の工法で復元されました。これは第2次世界大戦後初の試みで、明治時代の写真や大洲藩の大工棟梁の家に過去の天守の雛形が残されていたため可能になったと言われています。
また本来であれば建築基準法の木造基準規模を超えていたため、当初は認められませんでしたが、大洲市の粘り強い交渉により保存建築物としての例外が認められ復元に至りました。
4. 現在の大洲城
天守復元後7年目の平成23年(2011年)に入場者数が30万人を超え、地元にとってうれしい観光地になっています。年間30日限定ではありますが、予約すれば天守での宿泊が可能というとても面白いイベントも開催しています。
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