防災士が解説する「今日の豆知識 ②(災害編)」~異常震域について~
不思議な現象「異常震域」とは?
こんにちは!防災士&災害備蓄管理士の Polkoです🐷
昨日に続き「今日のまめ知識(災害編)」。本日のお題は異常震域です。異常震域とは何ぞや?と思われる方も多いと思います。分かりやすく解説していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
地震は一般的に、震源に近いほど揺れが強く、震源から遠いほど弱くなる傾向があります。
しかしプレート同士の境界線の奥深くで発生する地震(深発地震)の場合、地震の振動波は通過する地層によって揺れの伝わり方が異なります。陸側プレートは揺れが徐々に弱まりやすく、海洋プレートは揺れが弱まりにくいため、震源に近い場所より遠い場所の方が揺れが強くなる現象が起こる場合があります。こういった現象を「異常震域」と呼びます。
日本列島周辺で起きる深発地震の場合は、震源地に近い日本海沿岸や山地は陸側プレートを伝わるため揺れが弱く、震源地から遠く離れた太平洋沿岸部は海洋プレートを伝わるために揺れが弱まりにくいです。
また異常震域を発生させるような深発地震の特徴として、津波が発生しにくいということがあげられます(可能性がゼロではありません)。
地震発生時には震源から遠いからと言って油断せず、完全に揺れがおさまるまで厳重注意で行動してください。
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