「ちょっと箸休め」④~ 金子城(愛媛県新居浜市)~
支配者金子氏300年の居城
こんにちは! 防災士&災害備蓄管理士の Polkoです🐷
今日の「ちょっと箸休め」は愛媛県新居浜市にある金子城についてです。金子城は鎌倉時代から同地を支配した金子氏300年の居城でした。少し調べてみましたのでゆっくりしていってください(^^)
<金子城>
※この写真はWikipedia「Yosemite – ja:Image:Japanese_Castle_Logo_100px.png, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1364283」を素材として二次利用しています。
1. 文献に現れるのは鎌倉時代
金子城の築城年や築城者は定かではないが、同地を支配していた金子氏が文献に初めて現れるのは1282年で地頭職であった金子頼広です。その後南北朝時代の1338年に同地の金子康弘が管領細川氏に与して近隣の生子山城を攻略した記録が残っています。
このことから鎌倉時代後期~南北朝時代初期までの間には金子城は存在していたのではないかと言われています。
2. その後の金子城
金子氏はその後、管領細川氏分家の被官であった伊予石川氏のもとで着実に力をつけて新居郡(現在の新居浜市)を実質的支配下に置きました。しかし戦国時代に土佐より勢力を伸ばした長曾我部元親に従い、1585年から始まった豊臣秀吉の四国征伐に抗ったために、秀吉氏配下の毛利氏の先鋒小早川隆景に攻められ金子城は落城、300年にわたる金子氏の支配は終わりを遂げました。
3. 現在の金子城
その後、城は再建されることはなく現在は「滝の宮公園」として地元の人たちの憩いの場となっています。城跡は1978年(昭和53年)に新居浜市指定史跡に指定されました。
皆さん近くへお越しの際には、ぜひ一度川之江城へお越しください(^^)/